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2月17日付、保護者有志から藤沢市への要望書です

2月17日、藤沢市保護者有志からとして、以下の要望書を教育委員会に届けてきました。 藤沢市保護者有志からの要望書(2022/2/17) 「 〈要望事項〉  文科省および神奈川県教育委員会の通に基づき、陽性者が1名でも判明したら、「学校が濃厚接触者相当の者のリストを作成し、保健所への送付により濃厚接触者が追認される」までは自宅待機させる措置を行う。 今回打ち出した方針にこだわらず、陽性者(「自主療養」含む)が3名以上確認されたら学級閉鎖を行う。  同居家族に症状がある場合は検査の有無にかかわらず出席停止とする。  「すぐメール」の運用体制を充実させ、 1名でも感染が確認されれば 、当該学校の保護者(少なくとも同一学級の保護者)には速やかに通知する。   上記1、2、3、4の対策を含め、希望者はオンライン学習や給食前の帰宅が選択できることをより積極的にわかりやすく周知する。  宿泊行事については神奈川県教育委員会からの通知および現在の感染状況を踏まえ延期、中止するようにし、もし実施する場合には事前に検査を行う。  新型コロナについては子どもにも後遺症(Long COVID)のリスクがあること等最新の知見を積極的に学び、児童にも教職員にもできるだけ感染させないようにするという前提での対策をとる。 対策の強化にあたっては「麻疹なみの感染力を持つ」とされるオミクロン株は以前よりもエアロゾル感染のリスクに要注意であることを踏まえて、2021年9月26日付要望書でも要望したCO2モニターの緊急配備も検討する。」    教育指導課、学務保健課、総務課等教育委員会の職員の方に1時間程度お時間を頂き、保護者としての不安点や要望をご説明しました。お時間頂きありがとうございました。  私たちとしては、2021年9月にも 要望書を出していますので、 ( 藤沢市保護者有志からの要望書(2021/9/26)  その多くがかなえられていないことに残念な思いは強いです。  このような場をもうけて頂き感謝ですが、担当職員のみならず、幅広い会派の市議さんにもお話しして問題意識を共有し、やはり市長、教育長にも直接声を届けたいとも考えています。  さて、藤沢市教育委員会からその場でうかがった内容はおおむね以下のようなものでした。 2022/2/17面談レポツイ  要望したいことは要望書に書いた通りなのですが

学校の宿泊行事を今実施すべきか

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  学校の宿泊行事を今実施すべきか 1 藤沢市立学校における宿泊行事の実施状況   1月以降、学校での感染が多発しているにもかかわらず、多くの学校で宿泊付スキー林間学校が実施されています。この実施、延期/中止の判断は学校ごとの校長判断であるようです。  藤沢市のガイドラインはありますが、そのガイドラインが最終的には学校判断ということになっているので、結局学校ごとに判断が分かれています。  藤沢市立中学校では、冬場に八ヶ岳でのスキー教室が予定されていました。  この実施状況において、保護者間の情報共有で知り得たことは以下の通りで、以下のように学校ごとにまちまちです(いずれも1月21日以降に実施予定だったもの)   A中学校 中止(延期かも)   B中学校 去年のうちに、2泊の予定を1泊に変更と通知していた。  1月20日にそれを日帰りでの実施と通知。更に1月24日に「3月に延期」と通知。   C中学校 1泊で実施。                    D中学校 1泊で実施予定だったが、                                     前日に陽性者が確認されて急遽中止(延期かも)に。  翻弄される子どもの心情を思うと本当にかわいそうで、学校の疲弊もどれだけ強いかと思います。  令和4年1月19日付神奈川県教育委員会教育長 の通知「 令和4年1月 21 日以降の市町村立学校の教育活動等について」には、宿泊行事に関して以下の記載があります。   220119_notice_elementaryeducation_1.pdf (pref.kanagawa.jp)  「○ 学校行事等について ①修学旅行等について ・修学旅行等の宿泊を伴う行事については、長時間の移動、集団での宿泊による感染 リスクがあることから、延期又は中止とする。 ・宿泊を伴わない校外活動のうち、県境を越えるものについては延期又は中止とする。」  藤沢市立中学校において上記のように実施した学校がありますが、この通知に明確に反していります。感染症対策に関わるこのようなことを学校判断で行ってよいのでしょうか?  これは、藤沢市のガイドラインに問題があり、見直すべきということではないかと思います。  藤沢市のガイドライン: ②藤沢市立学校新型コロナウイルス感染症対策について.pdf - G

神奈川県の通知と異なる藤沢市教育委員会の方針への疑問

  神奈川県の通知と異なる藤沢市教育委員会の方針への疑問 藤沢市教育委員会による2月9日の保護者向け通知は、以下の3点について、神奈川県の通知や文科省のガイドラインと整合が取れていない独自の緩和策を盛り込んだものです。 神奈川県教育委員会の通知(2022年2月7日) オミクロン株の感染拡大に伴う市町村立学校における 臨時休業等の当面の対応について(通知) 藤沢市教育委員会の通知(2022年2月9日) 新型コロナウイルス感染症に関する対応の変更について(藤沢市教育委員会より) 2月9日改訂「健康調査票説明書」 保護者への通知の省略 従来は学校・学級で一人でも感染が判明したら保護者に通知していたが、 今後はたとえ同じ学級(例:隣に座って一緒に給食をともにした児童生徒)で感染が判明しても、学級閉鎖になるまでは一切通知は行われない。 積極的疫学調査の省略 従来は学級内で感染が判明した場合は自宅待機措置をとり接触者調査を行っていたが、「学校が積極的疫学調査(濃厚接触者の特定等)の対象外となったため」との前提で藤沢市の学校では今後自宅待機措置および接触調査は行わない。 しかし、神奈川県教育委員会の通知には「積極的疫学調査(濃厚接触者の特定等)」を行う必要がないとの記述はなく、文科省のガイドラインに沿って、「 今後は、学校が濃厚接触者相当の者のリストを作成し、保健所への送付により濃厚接触者が追認 」されるとのプロセスを示している。 藤沢市の現在の方針は文科省のガイドライン、県教育委員会の方針の双方と整合性がとれておらず、学校独自での接触者調査、ならびにそれにともなう自宅待機、保護者への通知といった必要な対応を阻害するものであり、大きな問題である。 仮に県の通知にある「それぞれの地域や学校の実情等に応じた当面の対応を」という部分を根拠に濃厚接触者の特定を行わないと決めたのであれば、 いつ、どのような状況になれば、この「当面の対応」から正常な状況に戻すのか、併せて通知すべき ある。 文科省の通知 学校で児童生徒等や教職員の新型コロナウイルスの感染が確認された場合の対応ガイドラインの送付について “児童生徒等や教職員の感染が判明した場合に、感染者本人への行動履歴等のヒアリングや濃厚接触者等の特定等のための調査は、通常、保健所が行いますが、緊急事態宣言対象地域、又はまん延防止等重点措置区

感染者がいても「学校運営に支障がない」とされたら通知されない

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  さて、2月9日付通知の読解の続きです。 この通知は、昨日のブログ記事にリンクを貼ってあってそこから読めます。 https://gakkko-corona-fujisawahogosha.blogspot.com/2022/02/blog-post_9.html 画像は2月9日付藤沢市教育委員会から保護者宛の通知の一部ですが、下線部が気になります。 抜粋すると、 「 ・ 学級閉鎖等の学校運営に影響がある場合 は、その対応について該当のご家庭に対し「すぐメール(連絡メール)」等でご連絡 するとともに、あわせてその対応状況について当該校全体のご家庭にお知らせらせいたします」 藤沢市のこういう通知は「裏読み」する必要があります。 感染が確認されても 「学校運営に影響があるといえない場合」には「すぐメール」連絡はこない、という意味ではないか? と気になり、 「 1人でも学校で感染が確認されたらその学校の保護者には通知を頂けるのでしょうか?」と 藤沢市教育委員会 (学務保健課) に聞いてみました。 すると、 「感染者が1人いたとしても、学級閉鎖等学校運営に影響があるといえない場合には、「すぐメール」での通知はしない」 とのことでした。  2月9日の通知にはそういう意味で書いた、のだそうです。でも、そんな読解しづらい、ですよね。私たちのように気になって読み込んで裏読みして「もしかして?」と気づく保護者なんて多くないでしょう。 これでは、「学校からは何も連絡ないから、うちの学校では感染者は確認されていないんだな」と思い込む保護者が少なからず生まれてしまうでしょう。 今までも、「学校からは全然連絡ないけど、これだけ世の中で感染増えてるのにうちの学校でだけ感染確認されてないなんてことある? 学校で感染確認されても学校が教えてくれてないっていうことはない?」と不安な保護者はいました。  2月9日通知は、そういう保護者が不安に感じていた藤沢市の姿勢が文章になったものだといえます。  ひとつ前のブログ記事を読んで頂きたいのですが、同じ神奈川県でも三浦市、川崎市など、透明な情報公開をしているところはあります。自治体の姿勢が問われています。   藤沢市は、1人でも感染者が確認されたら、少なくともその学校の保護者には必ず通知して頂きたいです。どこの誰と言わなくても、人数だけの開示なら、個人情報

【見習うべき自治体】学校での感染確認の情報公開

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連日、藤沢市立学校の感染確認についての保護者への情報公開の問題意識を投稿しています。 このように抽象的で不透明な情報しか保護者に与えられないのは決して当然ではありません。例えば以下のような例を見て下さい。 藤沢市も他の自治体のこういう例を知っています。市民から、去年から、このような例もあげて、こういう情報公開をしてほしいと求めてきました。なぜして頂けないのか、とても残念ですが、引き続き保護者として要望を届けていきます ●三浦市   罹患者の年代及び人数と、 学級閉鎖がない学校も含め、 学校別の閉鎖等学級を「前回発表時」「本日」「明日以降」に分けて公表 三浦市/児童・生徒の新型コロナウイルス感染症罹患に係る市立小・中学校の学級閉鎖等について (city.miura.kanagawa.jp) ●福岡市 福岡市 新型コロナウイルス感染症の患者発生による休校等のお知らせ (fukuoka.lg.jp) 学校名を公表、児童職員の別、人数、対応(閉鎖期間)を公表 ●熊本市 【報道資料】新型コロナウイルス感染症クラスターの発生について(144例目) / 新型コロナウイルス感染症対策TOP / 熊本市ホームページ (city.kumamoto.jp) 学校名を公表。感染者の状況について以下のように当該学校での過去数日間の感染確認経緯を公表。 「 感染者の状況   感染者:児童12人、職員1人、合計13人  ・1月22日に1、2人目(児童)の感染者を確認。  ・1月23日に3人目(児童)の感染者を確認。  ・1月24日に4、5人目(児童)の感染者を確認。  ・1月25日に6人目(児童)の感染者を確認。  ・1月26日に7人目(児童)の感染者を確認。  ・1月27日に8~10人目(児童)の感染者を確認。  ・1月28日に11、12人目(児童、職員)の感染者を確認。  ・1月31日に13人目(児童)の感染者を確認。」   ●川崎市 040208_BoardofEducation.pdf (city.kawasaki.jp) 学校名、人数、児童職員の別、陽性判明日、閉鎖の範囲、閉鎖の期間を公表

藤沢市教育委員会への緊急提言

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  2022年2月9日 藤沢市教育委員会への緊急提言 神奈川県から出された2022年2月7日の対応方針を受け、藤沢市から 「学校における取り扱いや児童生徒に陽性者が確認された際の対応を変更する」という保護者向け通知 がありました。 オミクロン株による感染拡大に伴う県立学校における臨時休業に係る当面の対応について オミクロン株の感染拡大に伴う市町村立学校における臨時休業等の当面の対応について(通知) 私たちは、県民/市民として、今回の通知を見て、大変落胆しました。神奈川県としては「オミクロン株の特性」として 子どもはほとんど重症化しないとの傾向を前提 としたようです。 しかし、子どもの重症例はすでに出ています 。 厚労省のオープンデータ を確認すると、2022年2月1日時点で、10代男性2名、10歳未満男性2名が重症者数として登録されています。この数字は週次で更新されるものであり、累計ではありません。子どもの感染者や学校クラスターが急増していますし、重症者数は遅行指標ですから、さらに増えていくことが懸念されます。「オミクロン株は軽症」というイメージが先行していますが、子どもでも重症化リスクはあります。海外では、 米国 や 英国 のように子どもの入院数が過去最多になったというニュースも散見されます。 デルタ株もまだ市中に残っています 。さらに、仮に軽症であったとしても、 MIS-CやLong Covid(いわゆるコロナ後遺症)という子どもにとってより深刻なリスク もあります。 2月9日付NHK報道です 「 東京 10歳未満コロナ感染 今月2万人超 8日間で先月1か月と同じ」 東京 10歳未満コロナ感染 今月2万人超 8日間で先月1か月と同じ | 新型コロナ 国内感染者数 | NHKニュース 東京都の担当者のコメントとして「 都の担当者は「家庭内で保護者などに感染が広がることによる新規陽性者の増加や、結果として社会活動に影響が及ぶ事態を懸念している」とあります。子ども自身を感染から守るべきことはそれ自体もちろん重要ですが、子どもの感染を抑えられなければ、社会機能を維持できないのです。子どもの感染により保育園が休園となって医療従事者が出勤できないといった事例も各地で頻発しているようで、そういうこともこの状況下で医療を深刻に圧迫しています。 神奈川県は、災害対応におけるトリア